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【要確認!】遺品整理で失敗する人達の意外すぎる共通点

経験する機会は少ない方がいいですが、遺品整理を必要とする方達からのご依頼が増えています。大切なご家族を亡くした後という状況では、なかなか冷静な判断や業者とのやり取りが行えない可能性もあります。
そこでこの記事では、『ここだけは抑えれば大丈夫』という大切なポイントをご紹介していきます。

失敗例1. 何も考えず目についた業者に依頼してしまった

これが一番多く挙げられる失敗理由かもしれません。亡くなったご両親、旦那様や奥様の遺品に価値があるものが含まれているか…意外にもご存知ない家庭が多いようです。
ご家族公認の収集家・コレクターだったとすれば、自慢の品々について価値を話す機会もあったかもしれません。
ですが、そういった趣味の話は興味のない人には伝わらないもの。何となく聞き流してしまっても不思議ではありません。

事例01
古銭の収集が趣味だったAさんの奥さま
古銭自体はかなり汚れているし、安い硬貨ばかりだから専門家を呼んで見てもらうのが恥ずかしかった。
近所のリサイクルショップにお願いして古いブラウン管のテレビやマッサージ機などと一緒にタダ同然で処分してもらった。
3回忌の場で親戚から「高額で売れるものだった」と教えられ後悔している。

このように、リサイクルショップは古美術品や骨董品の適正価格を知らない事が多く、逆に高価なものかもしれないと気が付いても「専門家じゃない」という立場もあり、安価な値段を提示する事に躊躇いがありません。
また、仮に古美術店や骨董品店に依頼する場合でも同様のケースが起こる可能性があります。何故なら、一括りに骨董品店と言っても茶道具が得意な店や書画が得意な店などの特色があるからです。さらに、多くの場合は付き合いの無い一見のお客様には遠慮なく買い叩く悪い業者さんも存在します。
遺品整理を依頼する前に、その業者の得意な取り扱いは何なのか、信頼してもいい業者なのか、しっかり確認するようにしましょう。

失敗事例2. ご遺族向けサービス系の業者に依頼してしまった

聞きなれない言葉かもしれませんが、“遺品整理”を専門にしているサービスの多くが当てはまります。特徴は「気持ちに寄り添う」「まごころ」といったワードを熱心に繰り返している業者とお考えください。もちろん、大切なご家族の遺品ですので大切に扱って欲しいという気持ちは当然です。誰も好き好んで雑に扱う業者になど依頼したくありません。

では何が問題かという疑問にお答えする事例をご紹介します。

事例
福井県にお住まいのお父様を亡くした東京都在住のBさん
葬儀などで何度も福井と東京を往復し、自分の手で遺品整理まで行う時間が取れないと判断。
ネットで検索し葬儀社のような雰囲気の遺品整理業者を見つけ依頼する。当日の作業風景を写真で証明するなど真面目な作業ぶりで納得していたが、父の趣味だった陶磁器を勝手に処分されていた事が発覚。
部屋で見つかった現金や時計などは大事に保管されていたが、高価な花瓶や大皿まで普通の食器と同じ扱いで捨てられてしまった。なぜ確認を取らなかったのかと問い合わせをしても、契約書に食器は処分すると書いてあるの一点張りで取り合ってもらえなかった。

この業者さんに悪意があったのかどうかは判断できません。ですが、厳かな雰囲気づくりに注力しているだけの業者さんが多いという報告があります。
ご遺族にとって遺産になりえる品々を失わなって後悔しないよう、事前に遺品買取の専門家に相談することをお勧めします。

失敗事例3. 貴金属買取・リサイクルショップ・骨董・ゴミ処理業者の順番で呼んでしまった

これもよく聞く失敗パターンです。あまりに多いので何処かの市町村のパンフレットにでも書いてあるのか、葬儀場などが提携業者に送客するためにミスリードを誘っているのかもしれません。恐らくこの順番に業者を呼ぶ根拠は次のようなものだと推測されます。

貴金属買取
宝石類や時計など単価が高いものを優先して見てもらう

リサイクルショップ
貴金属業者が値段を付けれないような状態の悪いものでも買取ってくれる事がある
家具家電などを買取ってもらえる

骨董屋
上記で値段がつかなかったボロボロのものでも買取ってくれる事がある

ゴミ処理業者
どの業者も買取ってくれなかったゴミを引き取ってもらう
売れるものが無い状態まで減らしているからゴミ処理の費用も賢く抑える事ができる

恐らくこんな理論なのではないでしょうか。ですが、これは大きな間違いです。何故なら上記の中でもっとも査定が難しいものが古美術品・骨董品だからです。
貴金属や時計、家具家電などはある意味で相場が決まりきっているので、専門知識がない一般の皆さまの感覚と大きくズレる心配は少ないです。
一方で古美術品・骨董品は価値が有るものか無いものか、素人には絶対にわからないようなものまで査定する目と知識が必要になります。

つまり、古美術商・骨董商が査定していれば高値で買取ってもらえたはずのものを、専門知識のないリサイクルショップや貴金属買取店が安価で引き取ってしまう可能性があるのです。

貴金属買取業者が「じゃあオマケで」と2,000円で買ってくれたよくわからない時計の価値が本当は20万円だった。
リサイクルショップが「せっかくだから」と500円で買ってくれたヒビだらけのお皿の価値が本当は40万円だった。

こういった話は珍しいものではありません。さらに言えば、本当に価値がないと思ったものには500円だろうと値段をつける事はありませんので「もしかしたら高く売れるかもしれない」という気持ちで買い叩いて行くケースも目立ちます。

本来は一番最初に古美術・骨董の業者を呼ぶことをお勧めしますが、せめてリサイクルショップより先に呼ぶ方が金銭的なダメージを抑える結果に繋がりやすくなります。

故人が本当に望む遺品整理とは?ぜひ考えてみてください。

生前に大切にしていた品。一生懸命コレクションした品。そういった品々を価値のわからない業者に引き取られる事を望んでいたでしょうか?
おそらくもっと許せないことは、価値があると知りながら、ご遺族から騙し取るように持ち去さられてしまうことではないでしょうか?
ご家族を亡くされたばかりで冷静な判断ができないお気持ちもお察しします。
遺品を売却する行為に真剣に取り組む事を、何故か後ろめたく感じてしまうというお気持ちもよく伺います。
ですが、本当に故人が望む遺品整理とはどんな結末かを考えてみてください。
自慢の品々が適正価格で売却され、皆さまの手元にしっかり代金が残る事を望まれているのではないでしょうか。

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